元コロンビア代表FWジャクソン・マルティネスは、今夏にポルトガル1部ポルティモネンセを退団し、フリーとなっている。次の所属先が注目されてきたが、現在はなんと母国でヒップホップ歌手に転身しているという。英メディア「スポーツ・バイブル」などが報じている。
 マルティネスは2012年から3シーズンにわたってプレーしたポルトガルの名門ポルトで、136試合92得点を記録。2012-13シーズンから3季連続でリーグ得点王に輝くなど傑出した得点力を披露し、14年のブラジル・ワールドカップでは日本代表との試合で2得点を決めた。15年にはアトレティコ・マドリードに引き抜かれたが、スペインではリーグ戦15試合2ゴールに止まり、およそ半年で退団となっている。
 16年2月には巨額オファーを提示した広州恒大へ活躍の場を移すことになったが、中国では負傷もあって期待に応えられず。2年間で公式戦16試合4ゴールに終わり、18年3月に契約解除となり、ポルティモネンセに加入していた。
 再起を期してのポルトガル復帰だったが、ここでも復活を遂げることはできず、今夏の退団が決定。実績十分のマルティネスだけに、次の所属クラブも注目されていたが、34歳となった現在は母国で新たなキャリアを歩んでいるという。
「スポーツ・バイブル」は「マルティネスはキャリア終盤に母国のインデペンディエンテ・メデジンに戻りたいと語っていた。今は母国に戻っているが、ピッチ上での冒険に終わりを告げ、クリスチャン・ヒップホップのアーティストになっている」と紹介。2018年にも7曲入りのミニアルバムをリリースしていることに触れ、「音楽活動にフォーカスしているようだ」と伝えている。
 また、ポルトガル紙「レコルド」は「ジャクソン・マルティネスの新たな人生:ストライカーからコロンビアのヒップホップスターへ」と見出しを打ち、その独特なキャリアに注目。「ポルティモネンセを離れてから今も無所属が続くが、ジャクソン・マルティネスはすでに新たなキャリアに打ち込んでいる。それは音楽の世界だ」と“転身”を報じた。
 一時は世界トップレベルのストライカーとしての評価を得ていたマルティネス。このまま音楽界でキャリアを積み重ねていくことになるのだろうか。


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掲載元:Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブFootball ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
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