ベルギー1部ヘンクの日本代表MF伊東純也は現地時間18日、ホームでのシャルルロワ戦に先発出場。後半37分に退場処分を受けるアクシデントはあったが、チームの先制点をアシストして勝利に貢献し、現地メディアは「完璧なクロス」と称賛している。
 伊東は開幕戦から9試合連続の先発出場となり、シャルルロワのMF森岡亮太も先発出場した。0-0で迎えた前半25分、自陣センターサークル付近からのロングパスを右サイドの深い位置で受けた伊東は、そのままドリブルでペナルティーエリア内に侵入。余裕を持って右足でのクロスを上げると、ファーサイドのナイジェリア代表FWポール・オヌアチュが頭で合わせ、ヘンクに先制点をもたらした。
 試合はその後、後半に1点ずつ奪い合って迎えた後半37分、2枚目のイエローカードを受けた伊東が退場となるシーンもあったものの、ヘンクが逃げ切って2-1の勝利。試合前の時点で首位に立っていたシャルルロワを退け、今季3勝目で10位に浮上した。この試合の流れを作った先制点について、ベルギー専門誌「SportMagazine」は次のように描写している。
「ハーフタイムの時点で、ヘンクがパフォーマンスにふさわしいリードを得ていた。前半の中頃、断固たるカウンター攻撃が発動すると、伊東が右サイドに到達。十分な時間を与えられると、完璧なクロスを得点王のオヌアチュに届けた。オヌアチュはGKに少しのチャンスもないヘディングを突き刺している」
 前節まで2試合連続のドローに終わるなど、リーグ序盤戦でやや出遅れていたヘンクだが、“首位叩き”で上位との差を詰めることに成功。その端緒を開いた伊東のアシストは、現地メディアでも高い評価を与えられていた。


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掲載元:Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブFootball ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
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