
今回、バルサ公式インスタグラムが振り返ったのは、2011年10月15日に行われたリーガ第8節のラシン・サンタンデール戦(3-0)だ。メッシ、イニエスタのほか元スペイン代表MFシャビ・エルナンデスや同FWダビド・ビジャらも出場していた一戦で、前半12分にスコアが動く。
敵陣右サイドのタッチライン際でボールを受けたメッシがドリブルを開始。斜め左前方へ進路を変えながら2人の相手DFと対峙する。その状況を見たイニエスタが、後方から全速力で相手最終ライン裏のスペースへ進出。メッシがパスを送ると、イニエスタはペナルティーエリア内で相手を背にしながら右回転でターンし、自陣方向へ下がりながら相手3人を引きつける。そして次の瞬間、相手2人の間を通してペナルティーエリア内にフリーで侵入したメッシにパス。メッシは軽くボールを浮かせて相手2人の間隙を突いて縦に抜けると、最後は飛び出してきた相手GKをキックフェイントで華麗にかわし、右足で無人のゴールに流し込んだ。
2人の足に吸い付くようなボールコントロールはもちろん、スペースに飛び込み崩していく形は、まさに阿吽の呼吸によって生まれたもの。メッシが仕掛けを開始した時点から、相手GKを含めて5人を2人で翻弄した格好となった。「連係」との一言が添えられて投稿された映像のコメント欄には、「古き良き時代」「このチームが恋しい」「マジック」「なんてデュオ!」「2人の魔法使い」「魔法使いたちのダンス」「なんて美しい」など、メッシとイニエスタのコンビネーションに感嘆の声が上がっていた。
抜群の連係を誇った2人はバルサ黄金期を支え、18年夏のイニエスタ退団により終焉を迎えたが、多くのファンにとっては輝かしい時代の記憶として脳裏に深く刻まれているようだ。
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掲載元:Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブFootball ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
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