スペイン1部ウエスカに所属するFW岡崎慎司は現地時間26日に行われたリーガ・エスパニョーラ第3節バレンシアとのアウェーマッチに先発出場し、後半途中までプレーした。この日は積極的にゴールを狙う場面が多く、スーパーボレーも放つなど奮闘。地元紙の評価も高くなっている。
 7分には右サイドのクロスに点で合わせるヘディングシュート。17分にも左サイドからのクロスに飛び込むなど岡崎らしい動きでゴールへの意欲を見せた。
 試合は37分にセットプレーからバレンシアが先制。後半にはいってウエスカは後半17分にコーナーキックからのヘディングシュートで同点に追いつく。そして岡崎にとって最大の見せ場がやってきたのは後半27分のことだった。
 右サイドに展開されたボールはフリーのDFペドロ・ロペスのもとへ。ここからロペスは鋭いアーリークロスを選択。これに対して最前線のオカザキは鋭い動き出しを見せると、ゴール正面ペナルティエリア内に入るかのポジションでボールを迎え入れ、右足でボレーシュートを放つ。後ろ側からくるボールを合わせる難易度の高い動きながらジャストミートしたボールはGKが一歩も動けなかったが、シュートはクロスバーにはじかれてしまった。
 岡崎は後半35分に交代。チームも1-1のまま勝ち点1を分け合う展開となった。とはいえ地元紙「マルカ」では上位候補のバレンシアに対してウエスカが健闘したことを称える論評となっており、各選手の評価も総じて高く、岡崎も3点満点で「2点」の高評価を得ている。またボレーシュートのシーンについては「オカザキは天を見上げたが、(相手GKジャウメとしては)運がよかったことを祝福すべき」と、決まっていれば完璧な一撃だったと評価している。
 リーガ3試合で2分け1敗とまだ勝ち星がないウエスカだが、岡崎は3試合連続で先発起用を果たしている。主力の地位を固めている中で結果を出せば更なる信頼を得られるはずだ。


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