浦和レッズは26日のJ1第19節で、横浜FCをホームに迎えて0-2の敗戦。大槻毅監督は、「事実として、ミスが多かったのが非常に問題」だと話し、敗因を自分たちに求めた。
 浦和は前半16分、GK西川周作が蹴ったフィードボールは高さと距離が合わず、コースの先にいたFW杉本健勇のかなり手前で相手にカットされた。そのボールをつながれたMF松尾佑介の周囲には浦和の選手がおらず、そのままドリブルで前進された後に正確なミドルシュートを決められた。
 さらに同35分には、直前のプレーでMF柏木陽介が「相手のスライディングの残り足が当たった形」と、競り合いで不運な接触があり目の上のところを切って出血。止血のためにピッチ外に出て一時的に10人になったところで、杉本が柏木のポジションに降りる構えを見せたが、その浦和の右サイドハーフがいる位置でボールを持ったMFレアンドロ・ドミンゲスにはプレッシャーがかからなかった。
 その状況にもかかわらず浦和の最終ラインは高い位置にあるままで、やすやすと松尾に裏を取られてレアンドロにスルーパスを通された。カバーリングのコース取りもボールと相手から一度離れていくような遠回りしたものになり、そのまま松尾に持ち込まれて失点と、決定的なミスがそのままスコアに反映された。
 大槻監督は「ちょっと前半の内容は我々に問題があった。失点もそうだし、それ以前でもボールを握った後から失点の形、それから10人で1人(ピッチ外に)出たところで取られたところ。10人ではボールホルダーにプレッシャーはかからないが、その後の対処にすごく甘さがあって最後までそれが響いた。色々な要因があると思うが、事実としてミスが多かったのが、非常に問題。その原因は考えるが、今日の埼スタでそれが出たのが残念」と、厳しい表情だった。
 この失点の間際に関しては、今季初のフル出場になったMF柏木陽介もまた、ピッチ上で拙い部分があったと証言している。


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