J1リーグ3位のFC東京が23日、第18節で2位セレッソ大阪を2-0で下した。前節ベガルタ仙台戦(1-0)に続き2連勝。勝ち点4差だったC大阪に完勝し、上位対決を制した。長谷川健太監督はこの日、今季磨き上げてきた「4-3-3」ではなく中盤の底を2ボランチにする「4-2-3-1」を採用。連戦で台所事情が苦しいなか、先制点を挙げたFWディエゴ・オリヴェイラが攻守に奮闘するなど総力戦で掴み取った。
 上位対決らしい拮抗した試合展開だった。土砂降りとなった味の素スタジアムで、FC東京は序盤からチャンスメーク。前半3分にFWレアンドロからFWディエゴ・オリヴェイラとつなぎ、左サイドのDF小川諒也が鋭いクロスを入れるも誰も合わせられず。同19分にはMFアルトゥール・シルバの右クロスに反応したD・オリヴェイラが強烈なシュートを放つも、惜しくも枠をとらえられなかった。
 試合が動いたのは後半18分。右サイドでスローインからリスタートしたFC東京は一気にカウンターを仕掛け、MF安部柊斗が左のD・オリヴェイラへパスを入れると、ファーサイドへきっちり決めて先制点を掴んだ。リズムに乗ったFC東京はその3分後、小川からDF森重真人とつなぎ、森重が中央に入れると、MF内田宅哉が落としたボールを詰めていたFWアダイウトンが押し込み、追加点を奪った。
 前節のベガルタ仙台戦に続く2連勝。長谷川監督は試合後、開口一番で「全員が集中して素晴らしいゲームをしてくれた。言うことのない結果、内容だった」と目じりを下げた。この日は、今季磨き上げてきた「4-3-3」ではなく「4-2-3-1」を採用。指揮官は、安部とA・シルバの2ボランチにした理由を語った。
「中盤は限られたメンバーの中で、今日は3ボランチをやると、交代(できる選手)がいなくなってしまう。なので、2ボランチを選択した。前線の並び、攻撃と、セレッソのメンバーを照らし合わせてどういう形が一番いいか。連戦のコンディションを踏まえてどういう形が一番ベターなのか、この中2日で考えて、メンバーを選んでスタートした」


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