ブライトンが現地時間20日のプレミアリーグ第2節ニューカッスル戦で3-0と勝利したなか、ブライトンのマリ代表MFイヴ・ビスマが相手の顔面に「空手キック」をお見舞いし、一発退場となったシーンに注目が集まっている。海外メディアは「ショッキング!」「尊敬するレスラーへの『美しいオマージュ』」と伝えた。
 試合は敵地に乗り込んだブライトンが圧倒した。前半4分にFWニール・モペイがPKで先制ゴールを決めると、同7分に2ゴール目をマーク。さらに後半37分にはFWアーロン・コノリーがダメ押しの一撃を叩き込んだ。
 問題の場面が起きたのは終了間際だった。右のタッチライン際でこぼれ球に反応したMFビスマがニューカッスルの北アイルランド代表DFジャマール・ルイスと競り合い、そのなかでビスマが背負向けながら高く上げた右足のスパイク裏がルイスの顔面をヒット。当初はイエロカードが提示されたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入によりレッドカードへと変更され、ビスマは一発退場となった。
 米スポーツ専門局「ESPN」は「ショッキング!」と記し、同局コロンビア版の公式ツイッターは決定的瞬間の写真を添えて「空手キック! ブライトンのイヴ・ビスマがニューカッスルの選手の顔面を蹴り、退場させられた」と伝えている。
 また英紙「デイリー・メール」は「ビデオのリプレーでは、不運なディフェンダーのルイスがビスマのスパイク裏を顔面いっぱいに食らっているように見えて恐ろしい」と言及さらに元プロレスラーを引き合いに出し、「多くの視聴者は、観る者を楽しませるワイルドなフィニッシュで知られる伝説的なアメリカ人プロレスラー、ショーン・マイケルズを思い出した。ある人は、ビスマの動きを尊敬するプロレスラーへの『美しいオマージュ』と呼んだ」と伝えている。
 ビスマのプレーでルイスは出血し、治療を受ける事態となっており、衝撃キックが物議を醸している。


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