レアル・マドリードは7日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の第2戦で、マンチェスター・シティに1-2で敗れた。2戦合計2-4で敗退となったが、この試合では守備の要であるスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが出場停止だった。34歳になった今も、衰え知らずのプレーを見せるラモスだが、後継者探しは急務だ。そんななか、スペインメディア「フットボール・エスパーニャ」が、レアルの新たなターゲットを伝えている。
 ラモスは今季のリーガ・エスパニョーラで35試合に出場し、DFながら11ゴールを記録した。攻守においてチームに不可欠な存在であり続けているが、34歳という年齢を考えても、世代交代を考える必要はあるだろう。
 現在、4人のラモスの後継者候補がいるが、そのなかでもセビージャに所属するフランス人DFジュール・クンデが、最も高く評価されているという。現在21歳のクンデは、昨夏の移籍市場でボルドーからセビージャに加入。この時、セビージャはクラブ史上最高額となる2500万ユーロ(約31億1700万円)の違約金を支払ったとされている。
 その期待に応え、クンデはセビージャで定位置を獲得。持ち前のスピードを生かした守備で、リーグ戦29試合出場1得点1アシストという記録を残し、クラブの4位とCL出場権獲得に貢献した。
 新型コロナウイルスにより、経済的な打撃を受けている影響もあり、今夏のレアルは大金を叩いてビッグネームを獲得する可能性は低い。そのなかでレアルは、長期的にラモスの代役となる選手の獲得に乗り出すという。
 なお、その他には、ライプツィヒのフランス人DFダヨ・ウパメカノ(21歳)、モナコのフランス人DFブノワ・バディアシェル(19歳)、そしてリールのブラジル人DFガブリエウ・マガリャンイス(22歳)の名前が挙がっている。
 ラモスも2005年にレアルに加入するまでは、セビージャでプレーしていた。再びセビージャから獲得したDFが、クラブの中心選手へとなっていくのだろうか。
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