レアル・マドリードは現地時間7日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16第2戦でマンチェスター・シティと対戦。1-2で敗れ、2戦合計2-4で敗退が決まった。フランス代表DFラファエル・ヴァランの致命的な二つのミスが失点につながったなか、ライバルであるバルセロナの公式SNSによる投稿が物議を醸している。
 ホームでの第1戦を1-2で落としていたレアルは、逆転突破を目指して敵地での第2戦に臨んだ。しかし、第1戦で主将のスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが退場処分を受けて不在のなか、開始早々の前半9分にヴァランがシティのブラジル代表FWガブリエル・ジェズスにボールを奪われ、先制点を献上してしまう。
 その後、一度は同点に追い付いたレアルだが、後半23分に2度目の悪夢が待っていた。ロングボールの対処に当たったヴァランがコントロールを誤り、ヘディングでなんとかベルギー代表GKティボー・クルトワにバックパスを送ろうとしたものの、これが弱く再びジェズスに奪われて失点。そこから2点を奪い返すことはできず、レアルはラウンド16で姿を消すこととなった。
 ヴァランは試合後に潔くミスを認め、責任を背負い込んだ。あまりにも大きな二つのミスは反響を呼んでいるが、そのなかで物議を醸しているのが、バルセロナ公式インスタグラムがシティ対レアルの終了直後に投稿した1本の動画だ。
 動画の内容は至ってシンプルで、元スペイン代表DFジェラール・ピケが練習中にリフティングを披露するというもの。しかし、これに「ジェラール・ピケはこんなことも全部できる」と綴られていたこと、CLの試合終了というタイミングだったこともあり、海外ファンとメディアの間ではヴァランのプレーと比較する形での“レアルに対する揶揄”と捉える向きもあるという。
 英メディア「GIVE ME SPORT」は「バルセロナがレアル・マドリードを揶揄して告発される」と見出しを打ち、「これ自体は無害な映像だが、タイミングと人選によって、レアルを標的としたものと受け取られかねない」と指摘。「故意だったのか、それとも事故だったのか?」と疑問を投げかけている。
 ライバル同士の“場外戦”はそこまで珍しくはないとはいえ、シーズン最後のタイトルが懸かった戦いということもあり、大きく注目されることになってしまったようだ。


※海外サッカーのランキングをチェック♪

掲載元:Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブFootball ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
URL:https://www.football-zone.net/archives/276443