横浜FCは5日、ルヴァンカップのグループステージ第2節でサガン鳥栖を1-0で下し、Cグループ2位に浮上した。今季公式戦初出場となったFW瀬沼優司が渾身のダイビングヘッドで決勝点をもたらしたが、同じく今季初出場となった“カズ”ことFW三浦知良との一風変わったハグをインスタグラムで公開している。
 横浜FCは鳥栖戦で今季ここまでベンチ入りのなかったカズをスタメン起用。“キング”は53歳5カ月10日のJ公式戦最年長出場記録を樹立した。また、同じく29歳の瀬沼も先発メンバーとして今季初出場を飾った。
 試合は互いにゴールを奪えぬまま終盤へ突入。迎えた後半アディショナル、左サイドからDF志知孝明がクロスを上げると、ファーサイドでフリーとなった瀬沼が渾身のダイビングヘッドで合わせ、値千金の決勝ゴールをマークした。
 ピッチ上で歓喜の輪が解けた後、途中交代してベンチに下がっていたカズとグータッチをかわした瀬沼。一夜明けた6日にインスタグラムを更新し、「試合に出られない間ずっとポジティブな声をかけ続けてくれたKAZUさんに抱きつきたかったけど。こんな時期はソーシャルディスタンスハグ。チーム全員で掴んだ勝利で全員で良い流れに変えていけるようにまた頑張ります。応援ありがとうございました!」と計6枚の写真をアップした。
 写真では、新型コロナウイルスの感染予防の側面もあり抱き合えないため、瀬沼の右肩付近にカズが頭をぶつけるような構図のセレブセーションショットが公開されている。コメント欄では、“兄貴分”の元日本代表MF松井大輔が「ナイス瀬沼!!」と称えると、瀬沼も「師匠ありがとうございます」と感謝。同僚DFカルフィン・ヨン・ア・ピンも「Thank you!」と殊勲のヒーローへメッセージを送った。
 また、ファンからも「カズさん並にカッコ良かったですよ」「ナイスゴール! この日を待ってました」「感動で泣きそうになりました」と喜びの声が上がっている。


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