イングランドの名門アーセナルは、1990年代後半から2000年代前半にかけて名将アーセン・ベンゲルの下で黄金時代を迎えた。そのチームの“顔”とも言うべき存在だったのが、元フランス代表FWティエリ・アンリだ。加入からちょうど21年が経過した3日、クラブ公式SNSではレジェンドを称える投稿が行われたが、そのうちの1本では観る者すべてを騙した“ノールックパス”にスポットライトが当てられ、反響を呼んでいる。
 1999年8月3日にアーセナルと契約したアンリは、ベンゲル監督の指導によりストライカーとしての能力が開花。プレミアリーグ得点王に4度輝くなど、アーセナル歴代最多となる通算228ゴールをマークした。在籍期間中にはプレミア優勝3回、FAカップ優勝3回など黄金期にあったチームの“象徴”として活躍し、偉大な英雄の1人となった。
 高速ドリブルや多彩なフィニッシュなど数々の印象的なプレーを見せてきたアンリだが、今回アーセナル公式インスタグラムが「まさしくキングそのもの」と綴って再注目したのは、少し“意外”なプレーだった。敵陣右サイド、ペナルティーエリア角の手前でボールを受けたアンリは、一度中央をルックアップしてボールを押し出し、キックモーションに入る。
 再び視線を上げて相手ゴール方向を向き、右足を振り抜いてクロス――誰もがそう思った次の瞬間、アンリは踏み込んだ左足のインサイドでボールを右方向に転がし、大外を上がった味方に“ノールックパス”。振り抜いた右足は空を切り、この様子をタッチライン側から撮影していたカメラマンもクロスが放たれることを予想していたため、完全に騙される格好となった。
 この映像の公開を受け、コメント欄には「キングの頂点」「プレミアリーグ史上最高の選手」「神」などアンリを称える声や、「彼はカメラマンを騙した」「カメラマンはクロスだと思った」など巧みなノールックパスに言及するコメントも多く寄せられた。技自体の難易度は高くないものの、実際の試合の中で繰り出して成功させるあたりは、さすがレジェンドといったところだ。


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