なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)の第3節で、今季の優勝争いを占う“3強”の直接対決ファーストラウンドとなった浦和レッズレディースと日テレ・東京ヴェルディベレーザの一戦は、ホームの浦和Lが1-0で勝利した。互いに真っ向勝負を繰り広げる好勝負になった。
 浦和Lは今季にドイツから復帰したなでしこジャパン(日本女子代表)MF猶本光がトップ下でスタメン出場するなど、昨季に優勝を争いながら一歩届かなかったところからコンセプトをそのままに実力者が加わった形になった。一方のベレーザは2年連続得点王のエースだったFW田中美南が3強のもう一角であるINAC神戸レオネッサに移籍し、MF籾木結花は海外移籍。主力の穴を埋めつつ2トップの導入も模索している立ち上がりになった。
 仕掛けたのは浦和Lで、ベレーザのゴールキックの局面ではほぼオールコートのマンツーマン状態でプレスを敢行。ボール際のプレッシャーが非常に激しく、奪い取ったボールをそのままの勢いで攻撃につなげる形を取った。浦和Lの森栄次監督は「ラインで守るのではなくて、パーツ、パーツで守ろうと。ベレーザの場合は、選手一人ひとりがうまいので、やっぱりある程度厳しいプレスを掛けないとなかなか取れない」と、その狙いを話した。
 一方で、受けてしまったのはベレーザだった。前半はプレスを嫌がってのロングボールが増えて浦和Lのセンターバックに潰された。後半はショートパスでのつなぎにこだわったが、同10分にゴールキックからつないで前進しようとしたところで奪われ、浦和LのFW高橋はなにゴールを許し、これが決勝点になった。それでも、プレスをかいくぐって決定機を作り出す場面もあり、逆に複数得点をして勝利をしてもおかしくなかった。
 ベレーザの永田雅人監督は「前半からレッズの前からのプレッシャーにやや気持ち的にも押された」と話し、「あと一つ二つ上手く剥がせれば完全に相手の最終ラインの前にフリーで侵入できて、より数的優位で最終ラインを割るような、全体を押し込みながら攻めることができたと思う。そこが上手くいきかけているところでの私たちのミスでの失点というのが悔しさ」と振り返った。


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