マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間9日のリーガ・エスパニョーラ第35節レバンテ戦(2-0)でダメ押し点となる今季4ゴール目を決めるなど、残留争いを強いられているチームで大黒柱級の輝きを放っている。保有権を持つレアル・マドリードの専門メディアによれば、マジョルカ幹部は「クボがいなかったら、今頃我々は2部にいるだろう」と話したという。
 今季開幕後にレアルからマジョルカに期限付き移籍した久保は、シーズン序盤こそベンチを温める試合もあったが、徐々にレギュラーの地位を確保すると直近11試合連続でスタメン出場。特に新型コロナウイルスによる中断期間が明けた6月以降は、第31節レアル戦(0-2)での3人抜きドリブルや第33節セルタ戦(5-1)での2アシストを含む4ゴール演出し、第34節アトレティコ・マドリード戦(0-3)での相手DF置き去りのドリブル突破など、強烈なインパクトを放ってきた。
 そして1部残留のために勝利が必須だったレバンテ戦では、値千金の一撃を決める。1-0で迎えた後半39分、ハーフウェーライン手前でボールを受けた久保はドリブルを開始。巧みなステップワークで相手DFを揺さぶりながらペナルティーエリア内に侵入すると右足でシュートを放つ。これは相手GKに阻まれたものの、マジョルカがボールを拾ってつなぎ、MFサルバ・セビージャのシュートのこぼれ球に久保がいち早く反応して蹴り込んだ。
 リーグ戦32試合に出場して計2102分間プレーし、4得点4アシストを記録。いまだ自動降格圏の18位から抜け出せていないが、今のマジョルカは久保抜きでは考えれない状態だ。
 レアル専門メディア「Defensa Central」は、「素晴らしい試合の後にマドリードの耳に入ったコメント」と見出しを打ち、独占情報としてマジョルカ関係者の言葉を伝えている。
「マジョルカのクラブ幹部は、プライベートの場で『クボがいなかったら今頃我々は2部にいるだろう』と認めている。マドリードはそのことを理解しており、若いにもかかわらず、クボが自身初めてのシーズンで世界最高リーグの1部チームを引っ張っていることについて誇りを持っている」
 来季のレアル復帰の可能性も本格的に噂されており、“白い巨人”も本格的に戦力として考え始めているようだ。


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