スペインのリーガ・エスパニョーラは現地時間14日に第28節の残りが開催され、覇権奪回を目指すレアル・マドリードはエイバル相手に3-1の快勝を飾り、首位バルセロナとの勝ち点差2を保った。前半の3得点だけで試合を決定づけたが、ジネディーヌ・ジダン監督は後半のトーンダウンについて試合後、選手たちに“お小言”を言ったようだ。
 この日の試合、負傷で長期離脱していたベルギー代表MFエデン・アザールが先発、そしてスペイン代表MFマルコ・アセンシオもベンチ入りするなど主力の多くが揃ったなかで順調な戦いぶりを見せる。前半4分にドイツ代表MFトニ・クロースが先制点をゲットすると、30分にはアザールのパスをスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが決めて追加点。その7分後にはブラジル代表DFマルセロの豪快なシュートが突き刺さり、早々に試合を決定づけた。
「前半はすべて良かったし、スコアも3-0となったし、そこでリラックスしてしまったのだろう」
 スペイン紙「マルカ」英語版によると、ジダン監督はこのように振り返ったという。実際、後半に入ってからのレアルはエイバルの反撃を受ける形になり、同15分にはCKからの流れでDFペドロ・ビガスのゴールで1点を返された。同33分に投入された元日本代表MF乾貴士らにさらなるチャンスメイクを許していれば……という展開になりかけただけに、ジダン監督も気になったところだろう。
 実際、後半途中のクーリングブレーク(給水タイム)では選手たちに話しかけるなど、修正が必要であることを行動で示していた。「以前に経験したサッカーとは全く異なるもので、適応していく必要がある。フィジカル的なレベルでは準備が整っているとは感じない。ただ前半の戦い方はそのままにしたい。重要な勝利かつ勝ち点3で、あと10試合ある」ともジダン監督は話している。中2日が続く過密日程のなかで、指揮官はどんなチームコントロールを見せていくのだろうか。


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