現在、世界中で感染が拡大している新型コロナウイルスの影響により、Jリーグを含む各国のリーグが中断しているが、J1サンフレッチェ広島に在籍するブラジル人FWドウグラス・ヴィエイラが母国メディアのインタビューに応じ、家族とは日本とブラジルで離ればなれの状況にあることを語っている。
 中国・武漢を発生源とする新型コロナウイルスは、今や全世界で猛威を振るっている。J1とJ2は2月21日から23日にかけて開幕戦を消化したが、その後新型コロナウイルスの感染拡大を受け、第2節を前にリーグ中断を余儀なくされた。
 広島はJ1開幕戦で鹿島アントラーズに3-0と快勝し、ヴィエイラは貴重な先制点を奪取していた。そうしたなかブラジルメディア「LANCE!」は、「日本で1カ月以上隔離されているブラジル人が現状について言及」と見出しを打ち、ヴィエイラのインタビューを掲載している。
 2016年から3年間、J2東京ヴェルディでプレーし、19年から広島に在籍しているヴィエイラは現在、ブラジルに帰国せず、日本でトレーニングに励んでいる一方、家族はブラジルにいるようで、離ればなれになっている現状を明かしている。
「残念ながら、家族はまだ日本に来られていない。移動時間は長く、空港でも飛行機内でも感染する危険があるため、落ち着くまで待機したほうがいい。リラックスするために、私は毎日映画やドラマを観ている。テレビゲームもたくさんしている。兄と友だちとも会ってはいるが、それらが気分を晴らす方法だよ」
 日本での新型コロナウイルス感染者はここ数日で急増しており、Jリーグは3日に行われた「新型コロナウイルス対策連絡会議」を受けて、4月25日にJ3、5月2日にJ2、5月9日にJ1を再開させる予定を白紙に戻すことを発表。選手、関係者、ファンなどすべての人々が、笑顔でサッカーに向き合える日が1日も早く訪れることを願いたい。
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掲載元:Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブFootball ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
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