元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏は“元祖ワンダーボーイ”として世界に名を轟かせた。ワールドカップ(W杯)公式ツイッターは1998年のフランス大会でオーウェン氏が決めた爆発的なドリブル弾に再び脚光を当てている。
 リバプールの下部組織で育ったオーウェン氏は、1996-97シーズンに17歳にしてトップデビューを果たすと、その試合で初ゴールを記録。すぐさま出場機会をつかむと、97-98シーズンには18得点をマークし、18歳にしてプレミアリーグ得点王を獲得した。98-99シーズンも18ゴールを奪って2季連続で得点王に輝いた。
 当時から慢性的な負傷に苦しめられるも、7季連続でチーム得点王に君臨。2004年にレアル・マドリードへ移籍するも、度重なる負傷の影響で主力に定着できず、わずか1年で退団した。ニューカッスル移籍でイングランドに帰還した後、09年にマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を決断。ストーク・シティを経て、13年に現役生活にピリオドを打った。
 そんなオーウェン氏だが、代表でも結果を残した。1998年フランスW杯では18歳ながら2ゴールを決める活躍で世界に衝撃を与え、EURO2000、2002年日韓W杯、EURO2004と主要大会に4回連続で出場しており、全ての大会でゴールを記録。イングランドサッカー史上最高のストライカーの1人として歴史に名を刻んでいる。そんななか、W杯公式ツイッターはオーウェン氏がW杯で見せた活躍を回想している。
「22年前のこの日、オーウェンは初めてイングランド代表のユニフォームを着て一歩を踏み出した。その数ヶ月後に何が起きたかは知っての通りだ」と文章を添え、決勝トーナメント1回戦アルゼンチン戦(2-2)でMFデイビット・ベッカム氏のスルーパスに抜け出し、爆発的なスピードと切れ味鋭いボディフェイントで相手守備陣を置き去りに。力強い右足のシュートで初ゴールを記録していた。
 その後もEURO2000、2002年日韓W杯、EURO2004と主要大会に4回連続で出場しており、全ての大会でゴールを記録。イングランドサッカー史上最高のストライカーの1人として歴史に名を刻んだ。W杯公式の回想投稿にオーウェン氏自身もリツイートし、笑顔の顔文字を送っていた。スピードを武器にするプレースタイルゆえ、負傷に泣くキャリアを過ごしたが、“ワンダーボーイ”としての活躍はいまだ語り継がれている。


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掲載元:Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブFootball ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
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