北海道コンサドーレ札幌の元イングランド代表FWジェイは今季、Jリーグで6シーズン目を迎える。かつて所属したウォルバーハンプトンの地元紙はジェイの現在地に注目し、「日本での生活は本当に素晴らしいもの」という本人のコメントを伝えている。
 ジェイは名門アーセナルの下部組織で育ち、イングランドをはじめとする様々なクラブでプレー。2014年にタイのムアントン・ユナイテッドに移籍すると、翌年にはジュビロ磐田に加入。1年目からJ2リーグ戦32試合20得点を記録し、チームのJ1昇格に大きく貢献した。2017年途中から札幌に加入し、今季で4年目のシーズンを迎えようとしている。
 そんななか、かつてプレーしたウォルバーハンプトンの地元夕刊紙「エクスプレス&スター」は「ジェイ・ボスロイドは日本でビッグに」という見出しで、ジェイのインタビューを掲載。「ジェイはウルブス時代、やや謎めいた存在だった。彼がこの6年間、アジアにいたことを知っている人もそれほど多くはない」と前置きしたうえで、英ベッティングサイト「888sport」でジェイが語った言葉を伝えている。
「日本での生活は本当に素晴らしいもの。サッカーのレベルが高く、スタジアムも信じられないほど良い。ファンは非常に情熱的だ。本当に楽しめている。だからこそ、4年半もここにいるんだよ。プレーに専念しており、引退は考えていない。37歳になるが、毎週プレーできているし、良い状態を保てていると感じている」
 昨季もリーグ戦23試合9得点を記録するなど、安定したパフォーマンスを続けているジェイ。引退後に関してはイングランドに戻るプラン、日本でコーチングやマネジメントを習得するプランの両者を持っているという。
 さらに「エクスプレス&スター」紙は「4万人を収容するスタジアムでプレーしていることから、なぜ彼が日本での時間を楽しめているのかを理解するのはそこまで難しいことではない」とJリーグでの環境にも言及。そして、次のように総括した。
「日本で一貫したパフォーマンスを発揮し、37歳で定期的にプレーし、そしてゴールを奪うことは簡単なことではない。ウルブスを去った後の冒険は壮大なものだった」
 ウォルバーハンプトン時代は20代中盤の若手だったが、今では遠く離れた日本でベテランとしてチームを牽引する。そんなジェイのストーリーは、まだしばらく続いていきそうだ。


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掲載元:Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブFootball ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
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