オーストラリア1部メルボルン・シティは15日、元スペイン代表MFマルケル・スサエタの獲得を発表した。昨季途中からガンバ大阪に所属していたが、2019年シーズン限りで契約満了となっていた。スペイン紙は「ビジャの足跡を辿る」と報じ、その歩みに注目している。
 スサエタはアスレティック・ビルバオを退団後の昨年9月、G大阪に加入。直後の第26節サガン鳥栖戦(1-0)でデビューを飾り、第27節セレッソ大阪戦(1-3)では先発フル出場した。しかし、最終的に先発はこの1試合に終わり、5試合に出場したのみで契約満了となっている。
 そして15日、メルボルン・シティとの契約が発表された。同クラブは現在、オーストラリア1部Aリーグで首位シドニーFCに次ぐ2位。リーグ後半戦に向けた戦力補強として期待されているようだ。
 スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は、「スサエタがオーストラリアでダビド・ビジャの足跡を辿る」と見出しを打ち、スサエタの移籍を報道。ヴィッセル神戸で天皇杯優勝に貢献して現役を引退した元スペイン代表FWダビド・ビジャが2014年に短期間ながら在籍し、4試合2得点を記録したチームだと伝えた。2得点のうち1点は、現在メルボルン・シティが追いかけるシドニーFC相手に記録したものだということも触れられている。
「日本からオーストラリアへ。スサエタの新たな経験が始まる。ガンバ大阪では思うような活躍ができなかったが、今はメルボルン・シティに集中している」と記した同紙は、そのコメントを紹介。「チームの攻撃的なサッカーに貢献して、成功を収める助けになりたい」と語っている。
 また、スペイン紙「エル・コレオ」によると、メルボルン・シティは昨年9月の時点でもスサエタの獲得を狙っていたが、当時は日本行きを選んだとのこと。4カ月越しの“ラブコール”が実り、Aリーグに参戦した格好だ。
 ビザなどの問題が解決されれば、スサエタのデビューは18日の第15節ニューカッスル・ジェッツ戦となる可能性もある。Jリーグでは本領を発揮し切れなかったが、オーストラリアで心機一転、活躍を見せてくれることに期待したい。


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