マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードは、成績不振で解任の危機に直面しているオレ・グンナー・スールシャール監督について、他にふさわしい人物はいないと擁護した。英紙「テレグラフ」が伝えている。
 クラブOBのスールシャール監督は、昨年12月に退任したジョゼ・モウリーニョ監督(現トットナム新監督)の後任として、当初は暫定的にチームを指揮した。その後に正式監督となり、今季プレミア開幕戦では白星を飾ったものの、第9節を終えた時点で14位まで転落。直近3試合で2勝1敗とし、7位まで順位を挙げたが、首位リバプールとの勝ち点差は「18」と大きく引き離されている。
 そんななか、トットナムが19日にマウリシオ・ポチェッティーノ監督の電撃解任を発表。フリーとなったアルゼンチン人指揮官はレアル・マドリードやバイエルン、パリ・サンジェルマンといった強豪クラブの次期監督候補と噂されており、ユナイテッドもその例外ではない。
 しかし、今夏にユナイテッドと4年の契約延長で合意したラッシュフォードは、スールシャール監督の下でクラブはすでに安泰だと考えているようだ。
「クラブと新契約を結ぶのに、僕は少しのためらいもなかった。オレ(スールシャール監督)にとっても同じだろう。彼がどの方向に向かおうとしているのか、クラブにどの位置にいてほしいと思っているのか、僕には分かる」
 そして、「わざわざ考えるまでもない。僕らは同じページにいて、クラブに同じことを求めている。オレは素晴らしい人間で、クラブは彼を心から重要だと考えている。僕が思うに、他に監督にふさわしい人物はいない」とラッシュフォードは続けた。
 エースの言葉は、ユナイテッド上層部に届くだろうか。
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