ドイツ2部ザンクト・パウリはリーグ第8節終了時点で6位につけ、6日に行われる第9節ではニュルンベルクと対戦する。クラブ公式ツイッターは「週末に向けて―フットボールの魔法の一つ」と綴り、前節に元日本代表FW宮市亮を含む4人の流れるような連係から生まれた芸術的なゴールを振り返っている。
 現地時間9月29日に行われたリーグ第8節ザントハウゼン戦(2-0)、ザンクト・パウリは前半8分にドイツ人MFフィン・オレ・ベッカーのトップチーム初得点で先制。優位に試合を進めるなかで迎えた前半アディショナルタイムに、理想の“チームゴール”が生まれる。
 ドイツ人DFマービン・ノールが右サイドの宮市に展開すると、日本人アタッカーはスペースに動き出したノルウェー代表MFマッツ・メラー・ダーリにパス。それと同時にダイアゴナルに相手ゴールへと向かい、ダーリからダイレクトのリターンを受けてワンツーを完成させる。そして、ゴールライン際に持ち出して中央にマイナスのクロスを供給し、最後はスウェーデン人FWビクトル・ギョケレスが移籍後初ゴールで締めくくった。
 4人が絡む見事な連係で追加点を奪い、2-0で快勝を飾ったザンクト・パウリ。6日には7位ニュルンベルクと対戦するが、クラブ公式ツイッターは「週末に向けて―フットボールの魔法の一つ」と綴り、宮市の今季2アシスト目のシーンを振り返った。
 ヨス・ルフカイ監督の下でチーム一体となるなか、宮市もドイツ地元紙に「このチームとともにブンデスリーガに上がりたい」と語る。ザンクト・パウリ5年目は、過去最高のシーズンとなりそうだ。


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掲載元:Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブFootball ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
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