イタリアのテレビ番組でコメンテーターを務めた男性が、インテルのベルギー代表FWロメル・ルカクへの人種差別発言をしたことで番組を降板となったことが分かった。英公共放送「BBC」が報じている。
 問題を引き起こした人物は、イタリアのテレビ番組「TopCalcio24」でコメンテーターを務めていたルチアーノ・パッシラーニ氏だ。同氏は番組のなかでルカクに対し、「彼と1対1の場面になったら殺されてしまう。彼に立ち向かうためには食べるためのバナナを10個与えないといけないだろう」と発言したという。明らかな人種差別発言であり、大きな問題となっている。
 80歳のパッシラーニ氏はすぐに発言に対して謝罪したようだが、同テレビ番組のプロデューサーであるファビオ・ラヴェツァーニ氏は「このような過ちは黙認することはできない。たとえそれがほんの束の間の出来事だったとしても」と語り、同氏が番組に出演することは二度とないと決定した。
 ルカクに対する人種差別問題は以前から話題となっており、サッカー界に残る根深い問題として世間の関心を集めている。今回も軽率な発言が大きな波紋を広げることとなった
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