アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディは、今夏の移籍市場最終日にイタリア・セリエAの強豪インテルからフランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)に移籍した。その妻であり代理人のワンダ・ナラ氏が、イタリア紙「コリエレ・デラ・セーラ」のインタビューに応じている。
 イカルディは昨季シーズン中に契約延長を巡ってクラブと対立。前任のルチアーノ・スパレッティ監督からはキャプテンの座もはく奪された。そして、夏の移籍市場に入る時には今季から指揮を執るアントニオ・コンテ監督とジュゼッペ・マロッタCEOの双方から“構想外”をアナウンスされるに至った。
 イタリア国内移籍を希望しているというレポートもあったなかで移籍先はなかなか決まらず、最終日にようやくPSG行きが決まるに至った。
 ワンダ・ナラ氏は昨季中に人気番組「ティキ・タカ」に出演して赤裸々に状況を語ったことが、インテル上層部の怒りを買ったのではないかという指摘に対し、「私はインテルと契約をしていない」と一蹴。そして、「改めて言うけど、悪口を言ったわけではない」と話した。
 多くのチームとの交渉が決裂したとされているなかで、最も国内移籍の可能性があったとされるユベントス行きについても反論している。
「彼はインテルのキャプテンだった選手。ユベントスに行くわけがない」
 イカルディはすでにパリへ移動し、今回の国際Aマッチウィーク明けのデビューを目指している。イタリアには最悪な印象を残して去ることになった夫婦だが、花の都でクラブと良い関係を築き上げることができるだろうか。


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掲載元:Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブFootball ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
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