ロシアで文字どおりの“神プレー”が生まれた。8月31日のロシア1部第8節ロコモティフ・モスクワとロストフの一戦、無人のゴールライン上で一度クリアした直後、今度は体全体を投げ出して“低空全身ブロック”で阻止。3秒間で2度のスーパープレーに「史上最高のライン上クリア」「過去10年で最高の守備」と絶賛の嵐となっている。
 試合はウズベキスタン代表FWエルドル・ショムロドフの2ゴールでロストフがリード。後半36分に1点を返され、ホームのロコモティフが猛攻を仕掛けるなか、ロストフのロシア代表DFエフゲニー・チェルノフが世界を驚愕させる。
 後半45分、ゴール前のクロスにロストフGKギリェルメが飛び出すもボールに触れず、ロコモティフの選手がヘディングシュート。そのまま無人のゴールに吸い込まれるかと思われた次の瞬間、猛ダッシュで戻ったチェルノフがライン上でクリアした。しかし、力なく転がったボールに対して、ロコモティフのセルビア代表FWルカ・ジョルジェヴィッチが反応。狙いすましてシュートを放った。
 万事休すと思われたロストフだが、一度クリアしてゴール内に倒れていたチェルノフがそのまま低空ダイブで阻止。体全体を投げ出したブロックでボールを腰付近に当てて決定機を見事に阻止した。
 3秒で2度の圧巻ブロックに海外メディアも反応。英メディア「スポーツ・バイブル」は「史上最高のライン上クリア」と伝え、「ゴールライン上で文字どおり体を投げ出して二度目のシュートを阻止した」と絶賛している。またペルーメディア「Depor.com」は「土壇場でゴールを2度回避する史上最高のセーブ」と報じ、「チェルノフは、ゴールライン上でのダブルセーブにより世界を驚かせた」と衝撃プレー映像が拡散している状況を記している。
 試合はチェルノフのビッグプレーに助けられたロストフが2-1で勝利し、「史上最高のライン上クリア」も大きな注目を集めている。


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