ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、昨季セリエA参戦1年目にしてリーグの年間最優秀選手(MVP)に輝いた。セリエAでは、MVPなどに輝いた選手には特別なバッジが与えられるが、ロナウドはこれをユニフォームに着用しないことを選んだようだ。英メディア「GIVE ME SPORT」が報じている。
 ロナウドは昨夏の移籍市場で9シーズンを過ごしたスペインの名門レアル・マドリードを退団。イタリア王者ユベントスへ電撃移籍を果たした。その初年度でチーム最多の21得点をマーク。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇こそ逃したものの、前人未到のリーグ8連覇に大きく貢献した。
 そうした活躍が認められる形で、ロナウドは見事に2018-19シーズンのセリエA年間MVPを受賞している。そのほか、最優秀若手選手にはローマのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ、最優秀GKにはインテルのスロベニア代表GKサミール・ハンダノビッチ、最優秀DFにはナポリのセネガル代表DFカリドゥ・クリバリ、最優秀MFにラツィオのセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ、そして最優秀FWにはリーグ得点王に輝いたサンプドリアの元イタリア代表FWファビオ・クアリャレッラが選出。受賞者にはそれぞれ、セリエAから特別なバッジが贈られた。
 スペイン紙「マルカ」によれば、このバッジをユニフォームに着用するかの決断については、選手に委ねられているとのこと。そして、どうやらロナウドは“着用しない”ことを決めたようだ。
 その理由について「GIVE ME SPORT」は、ロナウドが他のチームメートよりも上に見られたくないからだと伝えている。これまでの同選手のイメージとは異なる“謙虚”な見解が示されているなか、MVP受賞者の権利を行使しなかったロナウドは、イタリア2年目で昨季を上回るインパクトを放つことができるだろうか。


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掲載元:Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブFootball ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
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