「十年一昔」とは言うが、欧州サッカーで10年、20年前の話はもう「大昔」なんじゃないかと感じる。
 21世紀初頭は日韓W杯が開催される直前ということもあって、空前の海外サッカーブームだった。ベッカムの一挙手一投足に注目が集まり、フィーゴの“禁断の移籍”やジダンの世紀の移籍による「銀河系軍団」レアルが完成。ウイイレが飛ぶように売れ、ババンギダの知名度が妙に高かったあの頃と今を比べると、各国リーグの勢力図も大きく変わっている。
「あれ、このクラブ、こんな強かった(弱かった)っけ?」
 動画配信の進化によって、久々に現在の海外サッカーを見るという人は、時の移ろいを感じているのではないか。
 順位表を見るとCL圏内くらいまではお馴染みのメガクラブが並ぶ。
 ただそこから最近はこぼれ落ちた名門だったり、その座を奪い取った新鋭クラブも意外と多い。またかつてはリーグ優勝したこともあるクラブが、1部にすらいないといったケースもあるのだ。
 そこで4大リーグ(プレミア、リーガ、ブンデス、セリエA)とその他リーグの21世紀初頭と2018-19シーズン時点での順位やタイトル等を比較して、当時と今の「成り上がり・復活」、「停滞・没落」を位置づけてみた。


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掲載元:海外サッカー - Number Web
URL:https://number.bunshun.jp/articles/-/840496