レアル・マドリードのブラジル代表DFマルセロは、現地時間7日に行われたオーストリア1部ザルツブルクとのプレシーズンマッチにフル出場し、1-0の勝利に貢献した。3バックシステムの左ウイングバックでプレーしたなか、試合中に見せた“スライディングトラップ”に海外メディアからスポットライトが当てられ、クラブ公式サイトも「マルセロのコントロール=100点」と称賛している。
 レアルは前半19分、ザルツブルクのコーナーキックをベルギー代表GKティボー・クルトワがキャッチし、カウンターを発動。元フランス代表FWカリム・ベンゼマがスペースにスルーパスを出すと、アザールがカットインで日本代表MF南野拓実をかわし、ペナルティーアーク内から強烈な一撃をゴール右隅に突き刺した。
 1-0とリードして迎えた後半アディショナルタイム、レアルは右サイドからのスローインを受けた途中出場のセルビア代表FWルカ・ヨビッチが逆サイドに大きく展開。これがミスキックとなり、ボールは左サイドバックのマルセロの頭上を越えてタッチラインを割るかと思われた。しかし――。ブラジル人レフティーは背走しながら30メートル超のロングパスをスライディングしながらのトラップで受け止め、ライン際にピタリと残してみせた。マルセロのテクニックと積極性が凝縮されたプレーと言えるだろう。
 スポーツチャンネル「ESPN」ブラジル版の「Mundo ESPN」公式ツイッターは、「なんだこれは、マルセロ! レアル・マドリードのブラジル人がセンセーショナルなバックキャッチ」と感嘆していたが、レアル公式インスタグラムも「マルセロのコントロール=100点」と称賛。公式ツイッターでは「マルセロ―テクニック-ファーストタッチ-2019年」とPCのファイル名形式で動画を公開している。
 投稿のコメント欄には、レアルのドイツ代表MFトニ・クロースがマジックハットの絵文字で反応しており、マルセロのテクニックは同僚の名手から見ても群を抜いているようだ。


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