かつて多くの名門クラブで活躍した元オランダ代表MFマルク・オーフェルマルス氏は、古巣アーセナルの移籍市場について言及。アーセナルの元ドイツ代表MFメスト・エジルについて「私なら売るだろう」と語り、アヤックスに所属するモロッコ代表MFハキム・ジエクを獲得するべきだと助言した。オランダ誌「Voetbal International」が報じている。
 オーフェルマルス氏はオランダの名門アヤックスでブレイクし、その後はアーセナルやバルセロナなどでウイングとして活躍。現在はアヤックスのフットボールダイレクターとしてチームに貢献している。そのアヤックスは昨季、オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングやオランダ代表DFマタイス・デ・リフトらを擁してUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でベスト4に躍進したことで、多くの選手たちがビッグクラブから関心を寄せられることとなった。
 オーフェルマルス氏は古巣のアーセナルがなかなか移籍市場で選手を獲得できていない状況を鑑みて、現クラブに所属するジエクを獲得すべきだと助言。「彼はシーズンを重ねるごとに良くなっているし、図抜けて素晴らしい成績も残している」とジエクを称賛し、「目を向けるクラブの数も増えているよ。周囲で何が起こるのかではなく、結果を見ているんだ」と明かしたうえで、資金調達のためにもエジルの売却を勧めている。
「ハキムはエジルよりも優れていると思うよ。私ならエジルを売りに出すだろう。彼を売却すれば、その半分の値段でハキムを手に入れることができる。しかし、アーセナルは私の言うことを聞かなかった。だからハキムはアヤックスにとどまっているのかもしれないね」
 果たして、今後アーセナルが翻意して“助言”を聞き入れることはあるのだろうか。いまだ即戦力の補強がないアーセナルだけに、今後の動きに注目が集まる。


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