先日解説を担当した試合で素晴らしいゴールがありました。
 Jリーグ第18節、清水エスパルスvs.ヴィッセル神戸の前半29分、ダビド・ビジャのゴールシーンです。まだご覧になっていない方は、ハイライトでもいいのでぜひ見てください(笑)!
 神戸FW古橋亨梧のロングパスに抜け出したビジャが、GKが迫ってきていることを確認すると、ダブルタッチでフェイントをかけながらそのままシュートをゴールへ流し込みました。
 いとも簡単に得点を取るシーンを目の当たりにして思わず声を上げてしまいました。あんなゴールはJリーグで初めて見たかもしれません。
 おそらく、ビジャもあの形でのシュートを最初から思い描いていたわけではないと思います。シュートを打つ立場として考えたら、GKをかわすことをまず考えるだろうし、「GKに足を引っ掛けられてPK」と考えても十分なはずなんですよね。それでも周囲の状況を即座に判断し、この場合はこうだろうと体が咄嗟に反応している。
引き出しの多さと正しいプレー選択。 反応の質、つまりそこで選択できる引き出しの多さとその中から正しいプレーを選ぶ能力こそ、ビジャというストライカーの凄さではないでしょうか。
 実はその前の名古屋グランパス戦でも、ジョアン・シミッチを振り切って決めたゴールシーンがありました。
 そのときもGKがコースを消しに来たところに、相手の心理を逆手にとるような浮かせたシュートを選択した。37歳でも、瞬時に見せるキレは健在です。
 すべてを可能にしているのは、ビジャには揺るぎない「土台」があること。あのダブルタッチができたのも、相手の最終ラインとの駆け引き、DFの間に立つポジション取り、ファーストタッチで相手を外す動きがあったから。反応の質を見せつけるまでに伏線があったということです。


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掲載元:Jリーグ - Number Web
URL:https://number.bunshun.jp/articles/-/840028