7月に入った途端、鹿島アントラーズに所属する選手たちの欧州移籍に関する情報が、スポーツ紙を中心に報じられるようになった。
 その1人、安西幸輝のポルトガル・ポルティモネンセ移籍が7月9日クラブから発表された。
「シーズン途中に抜けてしまうことに関しては少し悩みましたが、3年後のW杯にスタメンで出場するという自分の目標があるので、そのためには海外で揉まれて、ステップアップしなくちゃいけない。24歳という年齢を考えても、これがラストチャンスだと思った。ひと握りの選手しか手にできないチャンスを無駄にはできない」
 同日、クラブハウスで取材に応じた安西はその決意を語った。念願の海外移籍が叶った形だが、決断を下した直後には不安もあった。
「またゼロからのスタート。しかもポルティモネンセで試合に絡まないと、行った意味がない。そこが一番不安ですね。だけどポルティモネンセは、試合に出て活躍して、いいチームからオファーがあれば、行かせてくれると言ってくれました。ステップアップに使ってくれと。そのためにも、まずはポルティモネンセのために仕事をしたい」
「自分を過大評価していた」ヴェルディ時代。 1995年に埼玉県川口市で生まれた安西は、小学生4年のとき、東京ヴェルディジュニアのセレクションを受け合格する。ジュニアユース、ユースで活躍し、2014年に見事トップチームとプロ契約を結んだ。
 ルーキーイヤーからレギュラーとしてプレーする中で、「ヴェルディをJ1に昇格させたい」という想いと同時に「もっと上のレベルでやりたい」という欲が芽生えていく。
 そんなとき、後輩の三竿健斗が鹿島へ移籍した。悔しさと同時に、「自分を過大評価していた」ことにも気づかされた。プロ4年目の2017年シーズンには生活をイチから見直し、意識を変えた。
 そして2018年、鹿島からのオファーが届いた。他クラブからの誘いもあったが、鹿島の一員になる魅力は大きかった。J1でのプレーだけでなく、その先の日本代表入りを考えれば、迷いはなかった。


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掲載元:Jリーグ - Number Web
URL:https://number.bunshun.jp/articles/-/839979