レアル・マドリードは今夏、ベルギー代表MFエデン・アザールに代表されるビッグスターから日本代表MF久保建英といった有望株まで、根こそぎ集める補強戦略を進めている。そんなレアルは将来の世界的スター候補であるポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(ベンフィカ)を、同都市のライバルであるアトレチコ・マドリードから“横取り”することを目論んでいたのだという。
 ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティが興味を示すなど、19歳にしてその潜在能力を高く評価されるフェリックス。この獲得競争は1億2000万ユーロ(約147億円)もの移籍金でアトレチコが制したとされているものの、スペイン紙「マルカ」が報じるところによると、レアルもビッグオファーを提示していた。その額はアトレチコを上回る1億3000万ユーロ(約159億円)だったという。
 フロレンティーノ・ペレス会長が示したオファー額はアトレチコを上回るものだったが、そのうち5000万ユーロ(約61億円)は追っての支払いになるという条件だったため、アトレチコ入りを希望するフェリックスとベンフィカ側の希望を覆すには至らなかったのだと報じられている。
 とはいえレアルがこれだけの金額を提示して、ビッグネーム獲得を目指していく方針は継続していきそうだ。久保が加入する“白い巨人”は、トップチームを頂点として数多くの逸材がそろう。かつてないほどハイレベルのチーム競争が発生するのは確かだろう。


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