レアル・マドリードは現地時間12日に、リヨンからフランス代表DFフェラン・メンディを獲得したと正式に発表した。これで来季に向けた新戦力は早くも5人目となった。驚くべきはその移籍金総額で、すでに合計3億ユーロ(約368億円)を突破し、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、フランス代表FWカリム・ベンゼマ、元ブラジル代表MFカカらを一挙に獲得した2009年の記録を超えた。スペイン紙「マルカ」が報じている。
 レアルは昨年6月にサントスから“新たなネイマール”とも期待される18歳(当時17歳)のU-20ブラジル代表FWロドリゴを獲得していた。今年7月からチームに加わる予定で、移籍金は4500万ユーロ(約55億円)と10代選手としては異例の高額移籍だった。
さらに3月には、ポルトから21歳のブラジル代表DFエデル・ミリトンの獲得も決定。21歳の若きセンターバック獲得にも5000万ユーロ(約61億円)を投じた。
 積極補強はまだまだ続いている。6月に入り、フランクフルトからセルビア代表FWルカ・ヨビッチを6000万ユーロ(約74億円)、チェルシーからベルギー代表MFエデン・アザールを1億ユーロ(約123億円)で獲得。新たに加入が決まったメンディの移籍金4800万ユーロ(約59億円)を合わせると、移籍金は合計3億ユーロを突破した。
 レアルは2009年にロナウドやベンゼマ、カカ、元スペイン代表MFシャビ・アロンソらビッグネームを一斉に獲得して話題となったが、その年の移籍金総額は2億5400万ユーロ(約311億円)だった。移籍金は年々高騰傾向にあり、単純比較はできないとはいえ、クラブの来季に懸ける並々ならぬ思いが伝わってくる。


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