スペインの強豪レアル・マドリードは現地時間7日、イングランド・プレミアリーグのチェルシーからベルギー代表MFエデン・アザールを獲得したことを正式に発表した。
 レアルはアザールとの契約が2024年6月までの5年間であることを発表。今後、メディカルチェックを経て現地時間13日に本拠地サンチャゴ・ベルナベウでお披露目を行うとしている。
 すでにアザールのレアル行きは極めて濃厚とされていたなかでの正式発表になった。英紙「メトロ」は、その移籍金をベースが8800万ポンド(約121億円)で、成果ボーナスにより最大1億3000万ポンド(約179億円)まで上昇すると報じている。これは、レアルが獲得した選手のなかでもウェールズ代表FWギャレス・ベイルやポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを上回るところまでいくのが確定的な金額になった。
 チェルシーはアザールとの契約延長を目指していたが、同紙は最終的にチェルシーが来年に移籍金ゼロでアザールを失うリスクを避け、現金を手中にする選択をしたと伝えている。チェルシーは当初アザールの移籍金に1億ポンド(約138億円)を要求していたものの、成果ボーナスを含めたところで妥協点を見つけたとされた。
 今季のレアルはロナウドがイタリア王者ユベントスに電撃移籍した後、その穴を埋めるような大型補強ができなかった。それが苦しいシーズンの原因になったという批判も受けたが、来季に向けてはまさにクラブ史上に残る大きな投資でビッグネームをいち早く獲得する形になった。


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