スペインのレアル・マドリードがトットナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督のジョークに対して、否定の公式声明を出す異例の事態を迎えている。英公共放送「BBC」などが報じた。
 トットナムは来月1日に行われるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でリバプールと対戦する。会場がアトレチコ・マドリードの本拠地であるエスタディオ・メトロポリターノのため、両チームともにスペインの首都マドリードで試合に向けた準備を行う。
 トットナムとリバプールともに、レアルのトレーニング施設であるバルデベバスを使用することになっている。しかし、スペインメディアによれば、ポチェッティーノ監督はトレーニングだけでなく、宿泊にも施設を使わせてほしいとレアルに要請したものの、これを断られたとコメントしたのだという。
「私はフロレンティーノ(・ペレス会長)に、(レアルの)スポーツセンターで寝泊まりさせてほしいと頼んだが、彼は私がレアル・マドリードの監督になるなら宿泊できると言った」
 しかし、この発言が事実と異なるとして、レアルが抗議の声明を出す事態に発展している。同クラブは「レアル・マドリードはこれが完全に事実と反することをはっきりさせておきたい」と、ポチェッティーノ監督の発言を完全否定した。
 トレーニング施設はトットナムが5月30日と31日、リバプールが6月1日の朝に使用することが決まっているものの、レアルは宿泊での利用についてはそもそも要求されていないと主張している。ポチェッティーノ監督の単なるジョークだったようだが、思わぬ形で波紋を広げてしまったようだ。


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