元フランス代表MFフランク・リベリーは、12年間過ごしたバイエルンを今季限りで退団することが決まっている。盟友の元オランダ代表MFアリエン・ロッベンも退団のため、別れを惜しむ声が多数上がっているなか、ブンデスリーガ公式ツイッター英語版は3年前に飛び出したリベリー渾身のバイシクル弾に再びスポットライトを当て、「歴代の偉大な超大作ゴールの一つ」と称えている。
 リベリーは2007年にマルセイユからバイエルンに加入。ブンデスリーガ優勝8回、UEFAチャンピオンズリーグ制覇1回など数々のタイトルを手にし、ドイツ王者を象徴する選手の1人として君臨してきた。2009年にレアル・マドリードから加入し、同じくサイドを担ってきたロッベンとの“ロベリー”コンビで一時代を築いたが、今季で契約満了を迎え、シーズン終了後の退団がすでに決定している。
 レジェンドたちの築いた一時代が終わりを迎えるにあたり、ブンデスリーガ公式サイト英語版は1本の動画を公開した。
 映像は2015-16シーズン、リーグ第28節バイエルン対フランクフルト(1-0)で生まれたリベリーのスーパーゴールだ。バイエルンはセンターサークル付近から鋭い縦パスが通り、ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェがドリブルで持ち込んでシュートを放ったが、フィンランド代表GKルーカス・フラデツキーが右足でセーブ。弾き返されたボールがペナルティーアーク付近に飛ぶと、落下点にいたリベリーは半身の体勢からジャンプして右足で合わせる。顔よりも高い位置でミートした一撃は、ドライブ気味の軌道でゴールネットに突き刺さった。
「歴代の偉大な超大作ゴールの一つ」
 ブンデスリーガ公式ツイッター英語版はこのように称賛している。リーグ最終節フランクフルト戦でも見事なゴールを決めたリベリーは今季限りでチームを去るが、バイエルンで残した数々の功績は今後も語り継がれるだろう。



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