フランス2部リーグ・ドゥの最終節で微笑ましい感動的なシーンが生まれた。今季限りで現場を退くフランス人審判が、試合終了直前に自身の持っているカードを選手たちに配ってハグ。最後にバニシングスプレーでピッチに「MERCI(ありがとう)」と綴ると、「美しい構図」「アメージング」との声が上がっている。
 その場面が生まれたのは、現地時間17日に行われた1位メスと2位ブレストの最終節だった。試合はセネガル代表FWハビブ・ディアロの先制ゴールによる1点を守り切ったメスが1-0で勝利したが、すでにメスの優勝が決まり、両チームともに自動昇格権を手にしていたため、試合のハイライトは選手のプレー以外に脚光が当てられた。
 この試合の主審を務めたフランス人審判のヨハン・ロワンサル氏は、44歳ながら今季限りでの審判引退が決まっていた。タイムアップ直前、センターサークル付近に集まった両チームの一部選手に対して、ロワンサル主審は自身の持っているイエローカードとレッドカードを選別とばかりに配布。選手たちからは惜しみない拍手が送られ、ハグを交わしたのち、バニシングスプレーでピッチに「MERCI(ありがとう)」と感謝のメッセージを描いた。
 衛星放送「ビーイン・スポーツ」フランス版公式ツイッターは、「シーズン終了。主審は自分のカードを配り、スプレーでメッセージを残す」と動画を公開すると、「美しい構図」「サッカーの素敵な絵」「アメージングな主審」「やめるにはまだ若すぎる」との声が上がった。フランス紙「レキップ」によれば、ロワンサル主審はフランス1部・2部合わせて計600試合以上をジャッジ。「ロワンサルは自分の手法で別れを告げた」と報じている。
 ロワンサル主審の花道は、自身の独自演出と選手たちの温かい対応で飾られていた。


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掲載元:Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブFootball ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
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