元スペイン代表MFシャビ・エルナンデス(アル・サッド)は、現地時間20日に行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ最終節のペルセポリス戦で、プレーヤーとしてのラストゲームを迎える。その後、カタールで指導者キャリアの第一歩を踏み出すことが濃厚となっているなかで、古巣バルセロナに対して“提言”を行ったとスペイン紙「マルカ」が報じている。
 この記事はスペイン・カタルーニャのテレビ局「TV3」のインタビューを受けたもの。アル・サッドに所属するシャビは、カタール国内のカップ戦で日本代表MF中島翔哉を擁するアル・ドゥハイルに1-4と大敗し、タイトル獲得で有終の美を飾ることはできなかった。とはいえ、シャビの目はすでにセカンドキャリアに向けられていて、正式発表こそまだだがアル・サッドで指導者になると各メディアで報じられている。
 バルサでの数々のタイトル獲得、スペイン代表では2008年と12年の欧州選手権(EURO)連覇に10年ワールドカップ初制覇という栄光に包まれたキャリアについて、シャビは「すべてがおとぎ話のようだ。すべてのトロフィー、経験、僕がピッチでプレーで楽しんだこと、バルサと代表チームで感じたことは忘れ得ない」と話す。「僕は指導者であることを証明するため、ゼロからスタートする必要がある。バルサに戻ったり、ラ・リーガのチームを指導するのはまだ早すぎるよ」としばらくは修行期間だとしたが、バルサの現状についてはこのようにも語っている。
「バルサがUEFAチャンピオンズリーグ(CL)やリーガで優勝した時、僕らは試合を支配してきた。それが歴史が伝えてくれることなんだ。僕たち(バルサ)は今、ゲームを支配できていないんじゃないかと思う」


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