オール・イングリッシュ・ファイナルズ──今季のチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの決勝はどちらもプレミアリーグ勢同士の対決となった。
  リバプールとトッテナムが現地時間6月1日にマドリードで開催されるCL決勝で対峙し、アーセナルとチェルシーが同5月30日にバクーで行われるEL決勝で相まみえる。
 ひとつの協会に属する4クラブが、同じシーズンに両大会のファイナルを独占するのは史上初のことだ。フットボール発祥地イングランドのメディアは、“フルハウス”や“モノポリー”といった表現で、今回の偉業を讃えている。
同国対決のファイナルは過去にも。 CLは前身のヨーロピアンカップ時代はもちろん、1992-93シーズンに現在の名称に変わってからも数年間、各国のリーグを制したチームだけに出場権が与えられていた。
 その文字通り“王者たちのリーグ”に2位以下の上位クラブが参戦できるようになったのは、1997-98シーズンから。つまり、そのシーズンから同一協会に属すクラブによる決勝が実現するようになり、2000年のレアル・マドリー対バレンシアをはじめ、これまで6度の同国勢によるファイナルがあった。
 CLに準ずるELは、前身のUEFAカップ時代から同一協会に所属する複数のチームが出場してきたため、初年度の1971-72シーズンから同リーグ勢対決の決勝が可能だった。
 奇しくも、その最初のシーズンはトッテナムとウォルバーハンプトンのイングランド勢同士がファイナルを戦っている(2試合制の決勝をトッテナムが合計スコア3-2で制した)。この一戦を含め、UEFAカップ/ELの決勝が同国勢対決となったのは、過去に9度ある。
 しかしながら、そのどちらもがひとつのリーグのクラブによって独占されたのは、繰り返すようだが、今回が初だ。これが意味するものはなにか。


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掲載元:海外サッカー - Number Web
URL:https://number.bunshun.jp/articles/-/839304