パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦マンチェスター・ユナイテッド戦を負傷のため欠場したものの、PK判定を不服としたSNS投稿をしており、これが“侮辱”にあたるとされて来季CLグループステージ3試合の出場停止処分が下された。
 ネイマールが投稿したのは3月6日、ユナイテッドとの第2戦(1-3)のことだった。終盤のアディショナルタイムにPSGのフランス代表DFプレスネル・キンペンベがペナルティーエリア内でハンドを犯したとしてVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の確認を受けてPK判定。敵地での第1戦を2-0と勝利していたPSGとしては、2戦合計3-3もアウェーゴールで下回り、痛恨の逆転負けを喫する要因となった。
 怪我のためテレビで見守るしかなかったネイマールにとって悔しさが募る展開となったが、判定に怒りが収まらなかったのか自身のインスタグラムでハンドの瞬間の画像を添えると、「これは恥ずべきことだ」と記して、さらにこのような投稿をしている。
「彼らはサッカーを理解してない4人で、起こったことをスローモーションで見ているんだ。現実に即したものじゃない。どうすれば彼(キンベンペ)が背後から来たボールを手に当てることができるんだ? ああ、クソッタレ」
 UEFA(欧州サッカー連盟)はこの発言を問題視し、審判への侮辱に当たるとして来季CLグループステージ3試合の出場停止処分を決めた。ピッチ内にいない選手に対しての処分となると異例だが、たびたびSNSで炎上するネイマールが、ピッチに立てないという“実害”を受けることになってしまった。


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掲載元:Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブFootball ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
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