マンチェスター・ユナイテッドが本拠地オールド・トラッフォードでまた負けた。
 現地4月10日のチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦でバルセロナに敗れ、今季のCLホームゲームの通算成績は1勝1分3敗に。
 しかも今回もゴールは遠く、5試合通算1得点4失点。唯一のゴールは、2月に中国へ去ったマルアヌ・フェライニがグループステージのヤングボーイズ戦で決めたものだ。
 それでも──。
 これで舞台が整った、と考えているファンは相当数いるのではないか。少なくとも現地16日に敵地カンプノウで予定されている第2戦には、不安よりも期待を抱いている人の方が多いだろう。
 なにしろ、先月のラウンド16で起こした奇跡の記憶が新しい。
強いユナイテッドは“諦めない”。 ホームで2点のビハインドを負って赴いたパリ・サンジェルマンの本拠地パルク・デ・プランスで3-1の勝利を収め、アウェーゴール差で逆転突破を果たしている。ホームでの第1戦を2点差以上で落としたチームが突破を果たすのは、CL史上初のことだった。
 またその勝ち方が実にユナイテッドらしかった。いや、本来の赤い悪魔のようだった、と表現すべきだろうか。
 アレックス・ファーガソンが統率した頃の強いユナイテッドは、本当の意味で最後まで勝負を諦めず、終了間際に劇的なゴールで勝利を手繰り寄せることが多かった。
 その最たる例が、バイエルンを相手にアディショナルタイムの2発で優勝を遂げた1998-99シーズンのCL決勝だろう。「カンプノウの奇跡」と呼ばれる20年前の大逆転劇を締めくくったのが、現指揮官のオレ・グンナー・スールシャールだ。


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掲載元:海外サッカー - Number Web
URL:https://number.bunshun.jp/articles/-/838982