悲劇のスリップが脳裏を過るようなシチュエーションだ。プレミアリーグ暫定首位のリバプールは、現地時間14日の第34節で3位チェルシーと対戦する。2013-14シーズンに終盤の第36節で黒星を喫し、そのまま優勝を逃すという苦渋を飲まされた相手だけに、今回はその雪辱を期す一戦となる。ユルゲン・クロップ監督も「すべては変わった」と意気込みを見せている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
 リバプールは33試合を終えた時点で勝ち点82を積み上げ、暫定首位に立つ。同80の2位マンチェスター・シティは1試合消化が少ないが、熾烈な優勝争いは最後の最後までもつれ込みそうな状況だ。上位直接対決となるチェルシー戦は命運を分ける重要な試合となる。
 リバプールファンにとって、終盤のチェルシー戦と聞くと苦い思い出が呼び起こされるかもしれない。それが起きたのは2013-14シーズンでのこと。リバプールは首位を走り、最後の3試合を2勝1分で乗り切れば優勝という状況でチェルシーと第36節で激突した。
 しかし、前半アディショナルタイムに当時の主将だった元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードが自陣で転倒し、相手にプレゼントボールを供給してしまったことがきっかけで先制点を献上。結局この試合を0-2で落としたリバプールは、その後も失速し、シティに逆転優勝をさらわれる悲劇を味わった。ジェラードのチェルシー戦でのスリップが、まさにチームの運命を象徴しているかのようだった。
 そして再び優勝争いの最中で、チェルシーとの対戦を迎えることになった。クロップ監督は試合の前日会見で、こう語っている。
「君たち(記者)以外にも、あの出来事を考えている人がいるのかは分からない。もちろん、私もそのことは知っているが、だからといって何かをするわけでもない。大事なのは日曜日の試合であって、過去のことではない。(モハメド・)サラーはまだチェルシーにいたが、我々は完全に変わった。すべてが変わったんだ。同じなのはチームカラーと名前だけだよ」
 指揮官は過去ではなく、未来に目を向けている。5年前には果たせなかったチェルシー相手の勝利を手にすることができるだろうか。


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