3月31日のセリエA第29節で、ナポリにホームで1-4と屈辱的な大敗を喫したローマ。7位に転落し、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権獲得(4位以内)に暗雲が立ち込めている。

 エウゼビオ・ディ・フランチェスコ前監督とモンチSDが去り、来シーズンに向けた改革が注目される中で、スポットライトが当てられているのが、サポーターの“永遠のアイドル”フランチェスコ・トッティだ。

 2017年に引退してフロント入りしたトッティは、約2年に渡ってクラブの「顔」としてシンボル的な役割をこなしてきた。だが、ナポリとの試合前に、「自分がそれなりの立場に就けるなら、チームを変えていく」と、クラブ内での権限強化を望んでいることを示唆している。

 イタリア紙『Corriere dello Sport』によると、トッティは決定権を持つ役職を望み、親しい友人に何度も不満を漏らしていたようだ。年俸60万ユーロ(約7800万円)を捨てて、辞める覚悟もあると吐露したこともあるという。

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 サポーターはトッティを支持している。同紙電子版のアンケートによれば、55パーセントのファンがトッティの発言は正しかったと評価。53パーセントが技術部門責任者、47パーセントが副会長に相応しいと回答している。

 実際、トッティはテクニカルディレクターとしてスポーツ部門の決定権を手にするのが希望という。モンチの退任以降、トッティはクラウディオ・ラニエリ監督の人選に関与し、戦略会議にも出席。暫定スポーツディレクターのリッキー・マッサーラと密に連携し、チームとの橋渡し役も務めるなど、その存在感を強めている。

 さらに、Corriere dello Sport紙は、トッティが重職に就いた場合、“弟分”のダニエレ・デ・ロッシとの“タッグ”にも期待できると報じた。7月で36歳になるデ・ロッシは、今シーズン終了後の進退が注目されており、引退の道を選んだ場合、指導者やディレクターとしてクラブに残る可能性が高いという。

 同紙は、ワールドカップの優勝メンバーであるデ・ロッシならライセンス取得は簡単で、監督も含めてあらゆる選択肢が残されている、と伝えている。

 実現すれば、ローマで生まれ、ローマで育ち、ローマの主将を務めた「生粋のローマっ子によるローマ」が誕生する。ロマニスタ(ローマのファン)にとってはたまらない体制と言えるだろう。

 だが、ジェームズ・パロッタ会長は、外部スタッフとしてアドバイザー的な役割を担っているフランコ・バルディーニ(元ローマGM)を信頼しており、モンチの後任となる強化責任者にはより経験のある人物を望んでいるとも言われる。アメリカを拠点とするパロッタ会長と南アフリカにいるバルディーニは、どのような決断を下すのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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掲載元:サッカーダイジェストWeb
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