アトレチコ・マドリードは現地時間2日のリーガ・エスパニョーラ第30節ジローナ戦に2-0で勝利し、首位バルセロナとの勝ち点差を8に縮めた。エースのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンはダメ押しの2点目を挙げたが、その技ありチップシュートが「急落下ループ」「美しい」と海外メディアから称賛されている。
 アトレチコはリーグ2位ながら、首位バルセロナとの勝ち点差が10と逆転優勝へ負けられない状況下でジローナ戦に挑んだ。ホームでスコアレスの時間が続くなか、後半31分にウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディンが相手GKの弾き切れなかったボールを頭で押し込んでゴール。ジローナ側の抗議もありVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定となったが、主審は得点を認めて待望の先制点を手にした。
そして後半アディショナルタイム、エースがジローナにとどめを刺す。アトレチコは相手の攻撃をしのぐと、スペイン代表MFサウール・ニゲスが前線にロングフィードを送ってカウンターを発動。途中出場のスペイン代表MFビトーロが相手を引き付け、中央でフリーのグリーズマンへパス。背番号7はそのままドリブルでペナルティーエリア内に侵入すると、ギリギリまで動かなかった相手GKをあざ笑うかのように頭上を抜くチップシュートを左足から繰り出し、ゴールネットを揺らした。
 スペインメディア「エル・デスマルケ」が「グリーズマンが美しいチップ弾でメトロポリターノでのパーティーを締めくくる」と伝えれば、衛星放送「Eleven Sports」公式ツイッター‏も「急落下ループ」と表現。アトレチコ公式ツイッターがグリーズマンの得点を速報した投稿には、「キング」「我がクラブ最高の選手」「クラックにゴラッソが生まれた」と称賛の言葉が相次いでいた。
 同日、首位バルセロナがビジャレアルに4-4で引き分けたため、アトレチコは勝ち点差8に縮めることに成功。逆転優勝に向けて大きな1勝となった。


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