マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督は、現地時間3月30日に行われたプレミアリーグ第32節フルハム戦を2-0で勝利に導いた。シーズン終盤を迎えてリバプールと熾烈な首位争いを繰り広げるなか、スペイン人指揮官に移籍の噂が浮上している。スペイン紙「AS」は英国人ジャーナリストの言葉を受けて、グアルディオラ監督が米MLS(メジャーリーグサッカー)のニューヨーク・シティFC(NYCFC)の監督に就任する可能性があると報じている。
 グアルディオラ監督は2016年にシティ監督に就任。翌シーズンにはプレミアリーグ優勝とリーグカップ優勝のタイトルをクラブにもたらしている。昨季もリーグカップに優勝。今季はプレミア制覇とUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇の可能性を残している。
 英国人ジャーナリストのイアン・マクガリー氏は、グアルディオラ監督がマンチェスターでのサイクルと終えた後にニューヨークへ行く契約のオプションがあることを、信頼のおける情報源から提供してもらったと伝えている。
「グアルディオラ監督がシティから離れたいと思った時、クラブとの契約においてNYCFCのオファーをするというオプションが保証されているという情報を提供された。それに私は、グアルディオラ監督がNYCに美しいアパートを所持していることをつかんでいる。シティを5年間率いた後、MLSで1〜2年を過ごしながら、次の仕事について考えるつもりなのだろう」
 記事では、バルセロナの時もバイエルンの時もグアルディオラ監督は、NYCのアパートを訪れてバカンスを過ごしていることを挙げている。さらに、マンチェスター・シティとNYCFCは、シティ・フットボール・グループに属していて、オプション契約も十分に可能であるということを報じている。
 シティ・フットボール・グループには、その2クラブの他にオーストラリアのメルボルン・シティがあり、Jリーグの横浜F・マリノスの株式も保有。他にもウルグアイのCAトルケへの出資やスペインのジローナの買収など多くのクラブを傘下にしている。果たして、グアルディオラ監督はシティの次にどのクラブで指揮を執るのだろうか。


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