プレミアリーグでは今季までの27シーズンで、2016人もの外国人選手が在籍してきた。この外国人助っ人の多さは、プレミアリーグの世界的な人気を支える基盤となっている。英公共放送「BBC」は、「最高の外国人選手は誰だ?」という疑問に対し、ポジションごとに回答を出した。
「BBC」は、かつてプレミアリーグで活躍した元イングランド代表FWアラン・シアラー氏、元オランダ代表MFルート・フリット氏、元イングランド代表FWクリス・サットン氏に加え、「ニューヨーク・タイムズ」紙でサッカー記者を務めるロリー・スミス氏の4人を識者として招き、ポジションごとに最高の選手を決定。前回のGK部門に続き、今回はDF部門を紹介する。
 DF部門の最終候補に選ばれた3選手は、マンチェスター・ユナイテッドで活躍した元オランダ代表DFヤープ・スタム氏、同じくユナイテッドで活躍した元セルビア代表DFネマニャ・ヴィディッチ氏、現在もマンチェスター・シティで活躍するベルギー代表DFヴァンサン・コンパニがエントリーされた。
 現在DF中山雄太が所属するズヴォレ(オランダ)の監督を務めるスタム氏がDF部門の3位に選ばれた。現役時代は1998年から3シーズンにわたりユナイテッドに所属。3季で79試合に出場したスタム氏は、22試合のクリーンシートに貢献し、いずれのシーズンもリーグを制覇している。ちなみに、来季からはフェイエノールトの監督に就任することが内定している。
 続いて2位は、元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏とセンターバックのコンビを組んだヴィディッチ氏となった。2006年1月にスパルタク・モスクワからユナイテッドに加入。その後、7シーズン半でリーグ戦211試合に出場し、15得点を挙げている。また無失点試合は95試合を記録。その間にリーグタイトルを5回も手にしている。
 1位となったのは、今季でプレミア11シーズン目を迎えているコンパニだった。2008年にシティ入りしたコンパニは、3月9日時点で260試合に出場。17得点を挙げ、クリーンシートは91試合となっている。プレミアのリーグ優勝回数は3回で、今季4回目となるタイトル獲得の可能性を残している。


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