バイエルン・ミュンヘンのDFマッツ・フンメルス、DFジェローム・ボアテング、FWトーマス・ミュラーの3選手は、ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督から今後は招集外とすることを告げられた。2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)優勝に貢献したベテラン勢が半ば強制的に代表引退を勧告した形だが、元ドイツ代表でバイエルンOBのシュテファン・エッフェンベルク氏は、これで3人の代表引退が決まったわけではないと主張している。
 エッフェンベルク氏はドイツテレビ局「RTL」の番組「stern TV」で、「今回の決定が最終的なものだと思ったら大間違いだ。欧州選手権(EURO)2020の予選で敗退すれば、レーブはもはや監督ではいられない。そうなれば、最終決定とされたことが覆るかもしれない」とコメント。レーブ監督解任となれば、選手招集や起用の方針も変わるとし、フンメルス、ボアテング、ミュラーの“代表引退”を語るのは時期尚早との見解を示した。
 ドイツは優勝候補とみなされていた昨年のロシアW杯で、まさかのグループリーグ敗退を喫した後、UEFAネーションズリーグではリーグAからリーグBへの降格を味わっている。屈辱的な昨年からの立ち直りを目指すレーブ監督は、バイエルンのベテラン勢を構想外とした際に、「2019年はドイツ代表にとって新たなスタートだ。チームに新しい選手を加えたい」と、改革に着手したことを明かしていた。


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