コロンビア戦で先発フル出場を果たした冨安健洋【写真:Getty Images】
【日本 0-1 コロンビア キリンチャレンジカップ】  キリンチャレンジカップ2019の試合が22日に行われ、日本代表とコロンビア代表が対戦。コロンビア代表が1-0で勝利を収めた。
 この試合で安定感あるプレーを見せたのが冨安健洋と昌子源である。前者は森保ジャパンでは主力としてプレーしており、AFCアジアカップ準優勝などに大きく貢献。所属するシント=トロイデンでも安定感あるパフォーマンスを見せており、評価を高めている。
 後者は怪我の影響などもありロシアワールドカップ以降、代表から遠ざかっていたが、冬に移籍したトゥールーズでの活躍もあり、久々に日本代表への招集を受けた。
 森保一監督の下では冨安と吉田麻也のCBコンビが基本となっていたが、今シリーズで吉田は不在となっている。そのためコロンビア代表戦では、初めて冨安と昌子が最終ラインでコンビを組むことになった。
 連係面の不安もあるかと思われたが、試合開始からお互いに見事な安定感を発揮し、コロンビアの攻撃を跳ね返し続けた。最前線には同国歴代最多得点者であるラダメル・ファルカオという大エースもいたが、2人の息の合ったプレーで完全に無力化。決定的な仕事を与えさせなかった。
 前半を0-0で折り返した日本代表は後半、立ち上がりにピンチを迎えると次第に主導権をコロンビアに握られるようになる。そして迎えた64分、ペナルティエリア内でボールを持ったドゥバン・サパタがシュートを放つと、これが冨安の手に当たったとされPKを献上。これをファルカオに沈められ失点した。その後、森保ジャパンは追いつくことができず、0-1で敗れる形となった。
 結果的に、冨安は失点を招く原因となってしまった。ただ、肩を落とす必要はない。この試合でタックル成功率100%、クリアの数でもチームトップの4回を記録するなど、全体的には悪くないパフォーマンスだった。
 PK献上の場面ではシュートをブロックする際に腕は胸に付けており、ハンドを避けようとしていたのは明らか。運悪く、ボールが当たってしまったという見方ができるだろう。審判によっては、ハンドを取らなかったかもしれない。
 それ以上に冨安が昌子とのコンビでワールドクラスのFWを相手にあれだけのプレーを見せたことは日本代表にとっては明るい材料だ。23歳で迎えるカタールワールドカップでは間違いなく、守備の要として日本代表をより高みへ導く存在となるはずだ。
 冨安が与えたPKにより敗れたのは紛れもない事実だ。だが、これも経験の一つ。この悔しさを力に変え、選手としてさらにレベルアップしていってもらいたいところだ。
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掲載元:フットボールチャンネル
URL:https://www.footballchannel.jp/2019/03/23/post314634/