中国サッカー協会は元イタリア代表で現在は広州恒大の監督を務めるファビオ・カンナバーロ氏が、同国代表の監督に就任すると発表した。
 中国代表では今年1月のアジアカップを最後にマルチェロ・リッピ監督の退任が決定して、その後任選びがスタートしているとされていた。そのなかでカンナバーロ氏は有力候補だと母国イタリアのメディアでも報じられていたが、それが現実のものになった。また、リッピ氏はアドバイザーとして同代表に関わることになるとしている。
 そして英公共放送「BBC」では、カンナバーロ監督は現在の広州恒大の監督も継続し、代表監督との兼任になるとされている。過去にはオランダ人の名将フース・ヒディンク氏がオーストラリア代表とPSV、ロシア代表とチェルシーの監督を兼任したことがある。そのこと自体も珍しいが、カンナバーロ氏は国内クラブとA代表の兼任という異例の人事になった模様だ。
 中国代表は21日に、チャイナカップでタイ代表と対戦するが、そのゲームがカンナバーロ監督の初陣になるという。そして広州恒大は現在、サンフレッチェ広島や元日本代表FW本田圭佑が所属するメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)と同組で、AFCチャンピオンズリーグを戦っている。
 果たして、2006年にバロンドールを受賞した名DFは、中国代表をどのようなチームに作り上げるのか。今後、ワールドカップ予選などで日本代表と対戦する可能性も十分にあるだけに、その手腕に注目が集まる。


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掲載元:Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブFootball ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
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