3月5日、トッテナムがプレミアリーグ勢の一番乗りで今季CL準々決勝進出を決めた。
 5年目を迎えたマウリシオ・ポチェッティーノ体制下で初の8強入りである。
 ラウンド16のドルトムント戦、2試合の合計スコアは4-0。翌日、パリ・サンジェルマン相手に第1レグでの敗戦から立ち直り、アウェイゴールで勝者となったマンチェスター・ユナイテッドほど劇的な勝ち上がりではなかったが、強く印象に残る勝利であったことに変わりはない。マンUが本来の姿を見せての第2レグ勝利だったとすれば、トッテナムは従来とは違う姿での第2レグ完勝(1-0)だった。
「スパーズ」や「リリーホワイツ」の愛称で知られるトッテナムにはもう1つ有難くない別称が存在する。
 ここ一番のゲームで、プレッシャーに勝てずにしくじる集団を意味する「ボトラーズ」だ。
 タイトル獲得の望みがなくなった一戦で、相手チームのファンから「トッテナム・ホットスパー、またやっちまったな!」の大合唱で野次られるのは、ここ数シーズンお馴染みの光景だ。
一発勝負で脆さが目立つトッテナム。 特に、一発勝負の色合いが強いカップ戦で脆さが目立つ。
 2008年を最後にタイトルから遠ざかっているリーグカップでも、今季はチェルシーとの準決勝で敗れた。第1レグで先勝したものの、第2レグでPK戦に持ち込まれて決勝進出を阻まれてしまった。
 また、タイトルとしての重みがあるFAカップでは、昨季に1991年の優勝時以来となる8度目のベスト4に進出するも、マンUに敗れた。今季はリーグカップ敗退3日後のクリスタル・パレス戦で不覚をとり(0-2)、32強で姿を消している。
 そんな大一番に弱いトッテナムが、敵地でブンデスリーガ首位(対戦時)を相手に、狙い通りに結果を出して8強へ駒を進めたのである。
 ギャレス・ベイルを擁した'10-'11シーズン以来の出来事であった。


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掲載元:海外サッカー - Number Web
URL:https://number.bunshun.jp/articles/-/838561