平戸太貴【写真:Getty Images】
【鹿島アントラーズ 2-1 ジョホール・ダルル・タクジム ACL グループE第1節】
 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループE第1節が5日に行われ、前回王者の鹿島アントラーズがホームでマレーシアのジョホール・ダルル・タクジムと対戦し、2-1で勝利した。
 鹿島は2トップにFW金森健志とセルジーニョを起用。町田ゼルビアから復帰後、MF平戸太貴が初先発となった。さらに今季から鹿島に正式入団したMF名古新太郎も先発に名を連ねた。また、流通経済大学柏から入団した注目のDF関川郁万がベンチ入りを果たした。
 14分、MF山口一真がペナルティエリア手前の左から右足でシュートを放つと、GKモハマド・ファリザルがはじく。このこぼれ球にセルジーニョが反応すると、ファリザルに倒されてPKを獲得。セルジーニョ自らがPKキッカーを務めるも、ファリザルに阻まれた。鹿島が先制のチャンスを逃してしまった。
 43分、左サイドを駆け上がった山口が深い位置でオーバーラップしてきたDF安西幸輝にパス。安西は山口に戻すと、クロスを供給。だが、これは相手DFに阻まれ、コーナーに。
 すると、このコーナーキックから鹿島に先制点が生まれる。平戸の左コーナーキックがニアで相手DFに弾かれると、平戸がこれを拾いクロスを供給。中央に走り込んできた町田が合わせようとするが届かず。だが、そのボールがそのまま流れ、ゴールに吸い込まれた。平戸の鹿島での初ゴールが貴重な先制点となった。
 このまま前半が終了し、鹿島が1点リードで折り返す。54分、センターライン付近で相手ボールを奪ったセルジーニョがドリブルからGKと1対1になるも、惜しくもファリザルに阻まれた。
 すると、直後の56分。相手クリアミスを拾ったセルジーニョがペナルティエリア中央から左足を振り抜くと、クロスバーに当たったボールはゴールラインを割った。セルジーニョは前半のPK失敗を帳消しにするゴールを奪った。これで鹿島はリードを2点に広げる。
 75分、途中出場のMF安部裕葵がペナルティエリア外の左寄りの位置でDFラヴェル・コービン=オングを倒してしまい、FKを与える。だが、このFKは威力がなく、GKクォン・スンテが楽々キャッチ。
すると80分、ジョホールが反撃に出る。右サイドのFKからファーサイドにいたMFハリス・ハルンがシュート性のボールを中に送ると、これをFWジオゴ・ルイス・サントが胸トラップからシュート。強烈なシュートが突き刺さり、鹿島が1点差に詰め寄られた。
 1点差に詰め寄られた鹿島だったが、ジョホールに追加点を許さず。2-1でホームでのACL初戦をものにした。
【得点者】43分 1-0 平戸太貴(鹿島アントラーズ)56分 2-0 セルジーニョ(鹿島アントラーズ)80分 2-1 ジオゴ・ルイス・サント(ジョホール・ダルル・タクジム)


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掲載元:フットボールチャンネル
URL:https://www.footballchannel.jp/2019/03/05/post311937/