FC東京のMF久保建英は23日、J1開幕戦の川崎フロンターレ戦(0-0)で先発出場し、華麗なドリブルやポスト直撃の直接FKなどで存在感を示した。韓国紙「スポーツ朝鮮」は17歳アタッカーの“記録更新”に注目し、「日本サッカーの未来」と賛辞を送っている。
 史上初めて開幕戦で実現した“多摩川クラシコ”で、かつて川崎の下部組織に在籍していた久保がFC東京の一員として先発出場。4-4-2システムの右サイドハーフに入り、開始早々から見せ場を作るなど躍動した。
 切れ味鋭いドリブルで相手ゴールに迫ったかと思えば、前半41分には右ポスト直撃のFKを放つなど会場を沸かせ、後半32分に途中交代するまで攻守両面で貢献。本人は「欲を言えば、もうちょっと前で絡んでもっと相手を脅かすプレーをしたいなと思っていましたけど、押し込まれる時間が多いなかで、及第点ではあったかなと思います」と振り返っている。
 そんな久保に注目したのが、韓国紙「スポーツ朝鮮」だ。記事では「日本サッカーの未来」と記して、「久保建英がクラブ最年少開幕戦先発記録を塗り替えた」と伝えている。
「2001年6月4日生まれの久保は、この日先発としてグラウンドを踏んだ。17歳8カ月19日。これはFC東京の(開幕戦先発の)クラブ史上最年少出場記録だ」
 この日、J1開幕戦に先発出場したことで、久保はFC東京の最年少記録を塗り替えた一方、J1でも元日本代表MF稲本潤一(当時ガンバ大阪、現SC相模原/17歳6カ月25日)、DF菅原由勢(名古屋グランパス/17歳7カ月27日)に次ぎ、3番目の最年少出場記録となった。
 今季初ゴールはお預けとなったが、その注目度は一層増した印象だ。久保は、かつてスペインの名門バルセロナの下部組織に在籍し、記事では「バルセロナユース出身の久保は18歳になる6月以降、バルセロナ復帰という話も出ている」と伝えている。
 開幕戦で上々のパフォーマンスを披露した久保に、韓国メディアも注目を寄せているようだ。


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掲載元:Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブFootball ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
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